自動車に関する情報


前月の自動車販売(4月) 04.04
                     販売台数        前年同月比
    新車(登録車)      237337台         95.6%
       (軽自動車)     139806台         106.7%

                                           (日本自動車販売協会連合会調べ)
 4月の新車登録台数は前年同月比で4.4%減で、3ヶ月連続の減少。
前月同様に普通乗用車は前年同月を上回っているものの、小型乗用車はやはり前年同月比で2ケタ台の落ち込み。
 一方、軽自動車販売台数は5ヶ月連続のプラスで、月販過去最高を記録。
車種別では、乗用車が101196台で前年同月比9.0%増(5ヶ月連続増)、貨物車は38610台で同1.3%増(7ヶ月連続増)となっています。


★高速道の夜間・長距離割引を実施
 国土交通省は4月27日から、高速道路上でETC装着車を対象とした「夜間・長距離割引社会実験」を始めました。この社会実験は、高速道の交通量や料金収入の変化等についてのデータを得ると共に、一般道を利用している車両の高速道路利用促進を目的としています。実験期間は10月26日4時まで。
 実験は、全国の高速道のうち長距離逓減制による割引が適用される全路線区間で行われます。対象となるのは高速道を連続して200km以上走行し、かつ0時〜4時の間に高速道路上に滞在するETCを搭載する全車種。
 現行制度でも長距離割引があり、100〜200kmを25%割引、200km以上を3割引としています。今回は走行距離200kmを超える区間料金の割引率を60%としています。なお0〜4時の間に高速道路を走行する車両とは、0時〜4時の間に高速道路に流入する車両、0時〜4時の間に高速道路から流出する車両、0時〜4時をまたいで高速道路を走行する車両のいずれか。


★走れ!うどんタクシー/香川
 讃岐うどんで知られる香川県で、「うどんタクシー」が人気を呼んでいます。
うどん通のタクシー乗務員が、割安料金で有名店や穴場などを案内するもの。今春から運転事業者も大幅に増え、東讃から西讃まで33業者(3月末時点〉が参入しています。
 讃岐地方ではうどん店の多くが公共交通機関のないエリアに点在。1日に数件のうどん店を「はしご」したいという、うどん目当ての観光客のニーズに答えたもの。料金は通常より1割以上安く、乗務員の解説つき。
 高松の事業者が昨年末にうどん店巡りの利用者に限定した貸し切り運賃を四国運輸局に申請。その後、各社が参入しています。


★欧州車メーカーの「SUV」が売れ行き好調
 欧州車メーカーの高級SUV(スポーツ用多目的車)の売れ行きが好調です。
今年は外国製SUVが1万台以上の市場に成長しそうな勢い。日本ないのSUV市場はこれまで国内メーカー優位だっただけに、外国勢の攻勢で競争激化は必至です。
 そもそも外国メーカーとして日本のSUV市場を開拓したのはBMWで、2000年10月に「X5」を発売。販売台数は3年間で4000台以上に達し、昨年秋のフランクフルトモーターショーではX5の小型版「X3」がデビュー。日本での発売は今年の夏から秋と見られています。
 ボルボは昨年5月に大型SUV「XC90」を発売。昨年末までに約1000台を販売した。ポルシェも昨年6月から、ポルシェ初のSUV「カイエン」を投入。3月までに計800台を出荷。フォルクスワーゲン(VW)も昨年9月、やはりVW初のSUV「トゥアレグ」を日本市場に投入。これはポルシェ・カイエンの兄弟車。売れ行き好調で、今年の販売計画を1500台から2500円に上方修正しています。


★裏六甲ついに夜間走行禁止へ/兵庫県警
 暴走を繰り広げるローリング族(ドリフト族)対策として、兵庫県警は神戸市の「裏六甲ドライブウェイ」で土曜、日曜、祝日の午後0時〜同5時までの間、タクシー以外の乗用車を全面通行禁止にしました。
 背景には、自動車雑誌やゲームソフトが裏六甲ドライブウェイでの「走り」を紹介し、関西圏の各地から改造車が集結。週末になるとタイムトライアルと称した暴走を繰り広げています。
 裏六甲ドライブウェイはすでに、土曜、日曜、祝日の終日二輪車走行禁止となっていますが、今回の措置はこれに続くものです。


★四月の新車ランキング、カローラが3ヶ月連続首位
 4月の新車販売台数ランキングで、月販13000台のカローラが3ヶ月連続首位を続けています。2位は10759台のクラウンが入り、高級車が健闘。3位は8957台のフィットとなっています。
 以下4位ウイッシュ7817台、5位キューブ7548台、6位オデッセイ6399台、7位マーチ5867台、8位イスト5682台、9位アルファード5372台、10位モビリオ5254台と続いています。


★車間距離測定システム導入/兵庫県警
 高速道路での事故防止を目的に、兵庫県警高速隊が車間距離測定システムを導入しました。同システムはカメラ型のレーザー距離計を用いるもので、パトカーなどに搭載。短い車間距離で走る2台の後ろからその距離を測定し、同じに違反状況を撮影するというもの。
 道路交通法は、前の車が急停車した場合でも、追突を避けることができる距離を保持することを規定しています。高速道路での多くの事故は、無理な追い上げが原因。新システムの導入で、違反車両を取り締まり、事故を未然に防ぐことを狙いとしています。


★「軽自動車の使用実態調査」を発表/自工会
 日本自動車工業会が、平成15年度に実施した「軽自動車使用実態調査」の結果をまとめています。これによると、軽自動車を選択する上で最重視するのは経済性で、その比率は73%。平成13年度の前回調査結果の65%を上回る結果となっています。
 男女による利用の違いを見ると、軽自動車の女性ユーザー比率は65%。軽自動車ユーザーのうち、毎日使用する比率も女性73%男性64%と、女性に指示されていることが明らかになっています。
 軽自動車ユーザーのうち74%が軽自動車を複数台所有している世帯で、58%は普通車や小型車も所有しています。さらに、交通不便地域(人口10万人未満の市および郡部)では、所有している軽自動車がなくなると79%が「非常に困る」と回答。地域的な保有傾向が鮮明になっています。
 年齢面では、60歳以上のユーザーで96%が維持費などから次も軽自動車にするとしています。 

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