自動車に関する情報


前月の自動車販売(2月) 04.03
                     販売台数         前年同月比
    新車(登録車)      361779台         98.4%
       (軽自動車)     173444台        109.4%

                                           (日本自動車販売協会連合会調べ)
 2月の新車販売台数(登録者)は前年同月比で1.6%減となりましたが、1月に比べると33%の増加。一方、軽自動車販売台数は、前年同月比9.4%増で、3ヶ月連続のプラスとなり、2月としては過去最高を記録しています。
 登録車の減少は小型車需要が一巡したことが原因、軽自動車の増加は新型車効果が大きく、これによって全体を押し上げています。


★自転車への「警告カード」/兵庫県警
 自転車による事故防止を目的に、兵庫県警交通指導課が今年1月から始めた「自転車警告カード」。これは、警邏中の警官らが自転車による交通違反を見つけた場合、違反者に手渡す名刺サイズの黄色いカードです。
 警告カードの導入の背景には、自転車の絡んだ交通事故の増加があります。昨年1年間で9000件以上にのぼり、過去10年で最悪。これまでも2人乗りや無灯火、飲酒運転などの違反に対しては警官による口頭注意や「現場指導警告書」を渡すなどしていましたが、同カードの導入でこれまで以上に違反者への指導を徹底していく構えです。


★昨年度の罰金未納170億円に、高額化や不況も一因
 交通違反等による罰金を支払わない未納者が増えています。法務省によると、2002年度の未納件数は全国で約3万2000件、金額にして170億円に達します。うち約80%が交通違反です。
 背景には2002年6月に施行された改正道路交通法による罰金の引き上げがあるようです。実際、改正前の01年は「20万円以上の罰金を受けた人」が1000人以下という状況でしたが、02年には10万4000人と100倍以上に達しています。


★自動車盗難が急増、損保会社の困惑
 自動車盗難の増加が、損害保険各社を窮地に立たせています。自動車オーナーは盗難などの車両被害に備え、車両保険を掛けていますが、近年その支払い額が急増。10年前に比べると3.5倍ほどに達し、損保各社の収益を脅かしています。
 警察庁のまとめによると、自動車盗難件数は1998年が3万6000件、99年が4万3000件、00年が5万6000件、01年が6万3000件と年々増えつづけてきました。02年には6万2700件とやや減ったものの、依然として多いのは事実。このまま不況が続けば、保険料アップは必至。こうなると車両保険を掛けない自動車も増えることになりかねず、事態は深刻化しています。

2004.02     2004.04