前月の自動車販売(1月)2004.02
販売台数 前年月比
新車(登録車) 272116台 104.8%
(軽自動車) 132001台 109.6%
(日本自動車販売協会連合会調べ)
1月の新車販売台数(登録車)は前年同月比で4.8%増と好調な滑り出しを見せています。
普通乗用車が同31.4%増の販売台数を記録したことが大きな要因。
反面、小型乗用車は同15%近いマイナスとなっています。
一方、軽は同9.6%増となり、2ヶ月連続のプラスとなりました。
★阪神高速湾岸線で大型車4割引実験
兵庫県内の阪神高速湾岸線の一部区間(鳴尾浜―六甲アイランド)で2月1日から1ヶ月間、大型車の通行料を4割引にする実験が始まりました。
周辺環境に配慮し、道路によって通行料金に差をつけることで、車の流れを変えようというもの。
いわゆる「環境ロードプライシング」です。
阪神高速道路公団はすでに、2001年11月から湾岸線の同区間で大型車に2割引を導入。
尼崎大気汚染公害訴訟の和解条項に基づく措置ですが、折からの不況で運輸業界は国道43号線を選ぶ傾向にあるようです。
今回の割引実験には業界をはじめ、行政、沿線住民、公団が注目。
環境ロードプライシングの本格導入に向けての試金石ともなっています。
実験は兵庫県が提唱。
今後、公団に本格導入を要求していく構えですが、公団側は大幅な収入減となるため、今後厳しい判断を迫られていきそうです。
★高速道路のETCの「突破」車両増加/関西
高速道路のノンストップ料金収受システム(ETC)を通過する際、料金を払わずに通り抜ける車があることがわかりました。
ETCを通過の際に車が料金所の開閉バーと接触する事故が相次いでいました。
そこで、日本道路公団関西支社が館内803ヵ所のETCレーンのうち約60レーンで実験的にバーの間隔を広げたところ、料金を払わずに「突破」して通過する車両が増えているようです。
監視カメラで撮影した画像からナンバーを割り出した場合は、通常料金の3倍の金額賀請求されることになります。
★「マイカー点検しない」が全体の3割、女性は6割
自動車点検整備推奨協議会が行ったアンケート調査によると、ドライバーの33.6%がマイカーの日常点検を全くしないそうです。特に女性では57.0%が日常点検を全く実施していない状態。
日常点検に対する意識が極めて低いという状況が明らかになっています。
年齢別では29歳以下で「全くしない」が45.7%。30代・40代・・・と年齢を重ねるごとにその割合は低下する傾向にあります。
国土交通省自動車交通局は、実施率向上のための啓発活動を進めていく方針です。
最近タイヤが外れる事故が多発しています。点検を怠ると大型車でなくても外れることがあります。
車検だけでなく、日常点検・法定1年点検をぜひ行なってください。
2004.01
2004.03