自動車に関する情報


前月の自動車販売(5月) 04.06
                     販売台数         前年同月比
    新車(登録車)      260390台         89.4%
       (軽自動車)     135186台        105.3%

                                           (日本自動車販売協会連合会調べ)
 5月の新車登録台数は前年同月比で10.6%減となり二ケタ台の落ち込み。普通乗用車は同10.7%増と二ケタ台の増加でしたが、台数の多い小型乗用車が同21.7%減と大きく落ち込んだために、販売台数が伸び悩んでいます。
 一方、軽自動車新車販売台数は、前年同月比5.3%増で、6ヶ月連続のプラス。
 車種別では乗用車が同6.9%増(6ヶ月連続)、貨物車は同1.6%増(8ヶ月連続)となっています。


★AT限定の自動2輪免許 来年6月1日施行/警察庁
 警察庁は、クラッチ操作のいらないオートマチック(AT)限定の自動2輪免許導入を盛りこんだ道交法施行規則の改正を決め、国家公安委員会の承認を得ました。2005年6月1日から施行されます。
 ATスクーターの保有台数は2輪車全体の約3割で、昨年の出荷台数の約6割を占めているといいます。そのため、自動車と同様にAT限定免許への要望が高まリ、これに応えるかたちとなりました。
 これにともない、教習所の教習内容を変更。クラッチ式のマニュアル2輪に比べて、技能教習時間が短縮されます。このほか、安全装置をつけて車体が高くなった農耕用トラクターなどの普及にあわせて、小型特殊自動車の規格の高さを、現行の2mから2.8mとし、7月1日から施行されます。


★安田ライフダイレクトが携帯電話の意識調査 72.7%が「普段通り車に持ちこむ」
 安田ライフダイレクト損害保険が、首都圏および東海圏で20〜40歳代の男女1000人を対象に「自動車運転時の携帯電話使用状況」について調査、その結果を発表しています。
 これによると、全体の72.7%が「普段どおり車に持ちこむ」と回答、他「ドライブモードにする」(21%)「電源を切って持ちこむ」(3.1%)「車に持ちこまない」(1.3%)となっています。
 男女別では「普段どおり車に持ちこむ」が男性全体で68.3%、女性全体が77.1%。
 地域別では「普段どおり車に持ちこむ」が首都圏で66.7%、東海圏で78.8%となっています。また、「普段どおりに利用している」割合が高い年齢層は、30歳代男性(54.8%)と20歳代女性(56.4%)でした。
 なお、道路交通法では、自動車運転中に携帯電話で通話を行って交通の危険を感じさせた場合、3ヶ月以下の懲役または5万円以下の罰金等の罰則が設けられています。


★改正道交法が成立、運転中の携帯電話使用の厳罰化など

 改正道路交通法が3日、衆議院本会議にて賛成多数で可決・成立し、9日に公布されました。運転中の携帯電話使用の厳罰化、取り締まり事務の民間委託など駐車違反対策の抜本的見直しなどを盛り込んだもの。
 携帯電話の使用規制、飲酒運転対策、暴走族対策の3項目は公布から6ヶ月後をめどに施行。高速道路でのオートバイ2人乗りの条件付解禁は1年後、駐車違反対策は2年後、免許区分見なおしは3年後をめどに施行される予定です。
【改正道交法の主な内容】
・運転中に携帯電話を使用した場合は5万円以下の罰金
・吸気検査拒否の罰金を30万円以下に引き上げ
・集団暴走は警察官の確認のみで摘発可能
・高速道路でのオートバイ2人乗りを条件付で解禁
 (普通・大型自動二輪車を対象に20歳以上で免許取得後3年以上)
・駐車違反の「所有者責任の追及」と「取り締まりの民間委託」
・5t以上11t未満の自動車に対して中型免許を新設


★ETC車載器のセットアップが300万件突破

 道路システム高度化推進機構の発表によると、ETC車載器セットアップ累計件数が5月30日時点で、300万件を突破した。昨年6月18日から今年2月末日までに実施した支援制度(ETC車載器の購入者に5000円助成など)により、ETCのセットアップ件数が増加。昨年6月時点ではセットアップ件数は100万件だったのが12月以降の月あたりセットアップ件数は約20万件となっています。
 これに伴いETC車載車の比率も上昇。5月14日から20日までの1週間で、日本道路公団、首都高速道路公団、阪神高速道路公団、本四連絡橋公団の4公団全体交通量の18.4%がETC車載車でした。特に首都高速道路公団の利用率は22.0%となっています。


★首都部のドライバーは輸入車好き 〜輸入車販売の36%は首都圏

 日本自動車輸入組合の新車販売台数調査によると、2003年度の輸入車(新車〉の国内販売台数は27万9444台。うち全体の36%が首都圏に集中。これに近畿、中部を加えると同59%に達しています。
 都道府県別ではトップが東京都の4万6000台で、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県の合計は10万1263台。大阪・兵庫など近畿2府4県に愛知県を加えると16万5502台。車種別では独フォルクスワーゲン(VW)が全体の22.5%を占め、2位がベンツの19.0%となっています。


★トヨタとダイハツが小型車を発表 〜両社の共同開発は国内初〜

 トヨタ自動車と子会社のダイハツ工業は、両社が国内で初めて共同開発した小型車を発表しました。全面のエンブレムが異なる以外は同じ車。車名はトヨタが「パッソ」・ダイハツが「ブーン」
開発にあたっては、トヨタが全体企画を統括し、ダイハツが生産する。排気量は1リットルと1.3リットルの2種類。ガソリン1リットルあたりの燃費は軽自動車並みの21km、車体価格は94万5000円から130万2000円(消費税込み)から。月間販売目標はトヨタが7000台、ダイハツが1500台の計8500台としています。

2004.08   2004.04