前月の自動車販売(8月) 04.09
販売台数 前年同月比
新車(登録車) 250736台 102.1%
(軽自動車) 111964台 102.6%
(日本自動車販売協会連合会調べ)
8月の新車登録台数(登録車)は前年同月比2.1%増となり、7ヶ月ぶりに前年を上回りました。車種別では、乗用車が同4.7%増の211328台で2ヶ月連続のプラス。普通乗用車は同9.1%増、小型乗用車が同2.1%減となっています。
軽自動車については、前年同月比2.6%増で、9ヵ月連続のプラスとなりました。
車種別では乗用車が80328台で同2.9%増(9ヵ月連続増)、貨物車は31636台で同1.6%増(11ヵ月連続)となっています。
★不正改造車排除のため街頭検査・改善指導/国交省
国土交通省は、不正改造車排除のために街頭検査を全国で172回実施し、16920台について検査を行いました。その結果、13.2%の2228台に保安基準不適合箇所などがあり、自動車ユーザーに改善の指導を行っています。
自動車の不正改造による交通事故や環境悪化は、深刻な社会問題となっています。国交省では6月を「不正改造車を排除する運動」の強化月間として全国展開中。期間中、警察や自動車検査独立行政法人、軽自動車検査協会などの協力を得て、同街頭検査を行いました。
不適合箇所のあった2228台のうち、窓ガラスへの着色フィルムの貼付、灯光色違いの灯火器の取り付けなどの不正な改造が行われていた車両が702台、整備不良のために基準に不適合な車両413台については、整備命令書を交付し、必要な整備を命じています。
★運転中の携帯電話使用、11月1日から罰則適用
運転中の携帯電話使用に対して、11月1日から罰則が適用されることになりました。6月に改正された道路交通法の一部の施行期日を定める政令案が8月24日、閣議決定されたもの。違反点数は1点、反則金は大型車7000円、普通自動車・バイクで6000円、原付で5000円が適用。一定期間に反則金を納めなかった場合は5万円以下の罰金が適用されます。
このほか、飲酒検知拒否の罰金を現行の5万円から30万円に引き上げられ、レッカー移動した車両の売却までの期間は現行の3ヶ月から1ヶ月に短縮されます。
暴走族取締りを狙いに、急発進、急加速、空ぶかしなどの「騒音運転」や、マフラー(消音器)不備にも、携帯電話使用と同額の反則金を科せられます。
改正案に盛り込まれていた高速道路でのバイク2人乗り解禁や、駐車違反取締り事務の民間委託、運転免許区分の見直しなどについては、3年以内に段階的に施行されます。
★2004年カーナビ市場調査結果を発表/矢野経済研究所
矢野経済研究所は、専門調査員による国内外での面接取材により「2004年カーナビ市場調査」を実施し、その結果を発表しています。
これによると、2003年の国内カーナビ市場は約280万台。04年は300万台を超える可能性もあるとしています。各メーカともカーナビ搭載を積極的に推進。トヨタは高水準車種に搭載を推進し、ホンダもディーラオプションに注力し始めているということです。
欧州市場では、03年は140万台と堅調な伸び。爆発的に拡大する傾向はまだ見えていない状況で、欧州の約50%をドイツが占めています。また米国市場では、03年は40万台となっています。
★信号無視抑止システムを導入、全国初/京都府警
京都府警が全国で初めて「信号無視抑止システム」を導入しました。信号無視をする車のナンバーやドライバーを自動的にビデオ撮影するもので、京都市上京区河原町の交差点に設置されました。
同システムでは、信号が黄色になると交差点手前の警告表示板が「信号注意」を表示。警告に従わずに通過しようとすると、センサーが作動し後方から通過状況をビデオ撮影し、2台のカメラでナンバーなども撮影されます。