前月の自動車販売(10月) 04.10
販売台数 前年同月比
新車(登録車) 392114台 96.9%
(軽自動車) 171351台 102.2%
(日本自動車販売協会連合会調べ)
9月の新車登録台数(登録車)は前年同月比3.1%減となりました。車種別では、普通乗用車は同3.1%増、小型乗用車は同1.0%増となりました。
軽自動車については、前年同月比2.2%増で、10ヵ月連続のプラス。車種別では乗用車が124453台で同3.2%増(10ヵ月連続増)、貨物車は46898台で同0.4%減となっています。
なお、今年上半期の新車販売台数(登録者)は前年同期比4.0減の182万6082台で、1977年以来27年ぶりの低水準。一方、軽自動車の上半期の新車販売台数は同3.7%増の87万7808台となり、上半期として2年ぶりのプラスになりました。
★福祉車両の購入・相談が容易に 「LV認定店制度」を開始/日産
日産自動車は、福祉車両を「ライフケアビークル」(LV)と名づけ、同車両を安心して購入できる「LV認定店制度」を全国一斉に開始します。
同制度は、「LVを購入したいが、どこで販売しているのかわからない」「LVについて理解しているカーライフアドバイザーが少ない」といった消費者の声に応え、一定条件を満たす販売店に「LV認定店」の資格を与えるもの。LV認定店は同社ホームページに掲載されます。
LV認定店は9月末時点で全国で100店舗を超える見込みで、2004年度中に700店舗とする計画です。
なお、LV認定店の条件は、以下の通り。
1.店舗へのバリアフリー要件を満たすこと
・車椅子を利用する方の駐車場を設置
・駐車場から店舗出入り口までの通路をバリアフリー化
2.LV試乗車を常備すること
3.LVアドバイザリースタッフ(LVに関する専門知識の教育を受けたカーライフアドバイザー)が在店すること
★高級輸入車のレンタカー・サービス開始 ヤナセとニッポンレンタカーが業務提携
ヤナセとニッポンレンタカーサービスは、ヤナセが取り扱う輸入車をニッポンレンタカーが特定営業所で貸し出す、高級輸入車レンタルに関する業務提携に合意しました。
これにより、ヤナセは、ニッポンレンタカーが10月1日から京都地区で販売を開始した「大人のためのレンタカー プレミアムプラン」に、販売帯約180万円から約800万円までの輸入車を「ヤナセプレミアムプラン」として提供。両社ともに他社との差別化を図り、高級輸入車のレンタカー市場開拓を進めます。
同プランはオープンタイプを中心とした輸入車をレンタカー向けに提供。2人乗りロードスターから5人乗りSAV(スポーツ・アクティビティ・ヴィークル)までの3クラス8台で構成されます。対象資格を免許取得歴20年以上のニッポンレンタカー個人会員ならびにヤナセ顧客誌「ヤナセライフ・プレジール」購読者などとし、24時間のレンタル料金は1万500円から10万5000円までの3種類があります。
★阪神地域で大型ディーゼル車の運行規制 NOx規制は全国初/兵庫県
兵庫県が今年1月から、神戸・阪神間の国道43号や阪神高速神戸線などで兵庫県条例に基づく大型ディーゼル車などの運行規制を始めました。大気汚染の防止が目的で、自動車窒素酸化物(NOx)・粒子状物質(PM)法の排出基準を満たさない大型ディーゼル車などが対象。東京都などではPMを対象とした車両流入規制を行っていますが、NOxも対象とした規制は全国初。
新車登録から原則10年以上たった8トン以上の大型トラックと原則13年以上の大型バスなどが対象で、違反した場合には運転者、使用者に罰則(20万円以下の罰金)が科せられます。
★軽自動車に「希望ナンバー制」 来年1月から実施
自動車の所有者が自分の好きなナンバーを選べる「希望ナンバー制」が、2005年1月から軽自動車でも実施されます。
対象となるのは軽自動車のうち自家用車のみ。業務用やレンタカーなどは対象になりません。希望が集中すると見られる「777」や「333」など13通りのナンバーについては抽選になります。
希望ナンバー制は、新規にナンバーを交付を受ける場合や住所変更、現在のナンバープレートが破損した場合などに利用できます。普通車では1999年にスタートしています。05年1月から業務作業の完全オンライン化が実施されるのを機に、軽自動車にも導入されます。申し込みは2005年1月4日から。
あわせて、乗用車が50、貨物車が40、特殊車が80だった分類番号は、それぞれ580、480、880の3ケタに変わります。
★ETC普及促進に向け新規購入者に5250円補助
日本道路公団は、ETC車載器を新たに購入する230万台を対象に、1台につき5000円を補助します。期限は2005年3月まで。
対象は次の3つに該当する車両。
1.購入時にアンケートに答えた一般車30万台(11月19日から開始)
2.05年4月に始まるマイレージ割引に登録した100万台(05年3月末登録開始予定)
3.大口多頻度利用のトラックなど100万台(今年8月10日以降購入分から対象)
いずれも先着順で、通行料金の5000円還元や、購入、セットアップ費用の5000円割引が受けられます。
★ETCによる大口・多頻度割引、最高30%/日本道路公団
日本道路公団は、新たに車載器を購入し、セットアップをされる方を対象に、ETC普及促進キャンペーンを実施。今年12月から大口・多頻度割引制度料金還元の受付を始めました。
大口・多頻度割引制度とは、大口・多頻度の利用者を対象としたETCシステム利用を前提とした高速道路の通行料金の割引制度。同制度の割引は2本立てで、「車両単位割引」では1ヶ月の利用額が5000円以上で10%割引、1万円以上で15%割引、3万円以上で20%割引となります。「契約者単位割引」では、契約者の1ヶ月500万円を超え、車両一台あたりの1ヶ月の平均利用額が3万円を超える場合に10%を割り引きます。
なお、大口・多頻度割引制度の利用には、日本道路公団が予め定める要件を満たした人に貸与するETCコーポレーションカードを利用する必要があります。料金は1ヶ月分をまとめて翌月末までに支払います。
★ETC車の割引実験へ
国土交通省と横浜市などは今秋から来春にかけ、横浜横須賀道路と首都高速湾岸線で、ETC車の料金割引社会実験を行います。
横浜横須賀道路での実験は11月1日から来年2月1日まで。狩場IC-朝比奈ICおよび金沢支線区間で、午後10時から午後6時まで、ETC車の通行料金が約50%割り引かれます。
湾岸線での実験は12月1日から来年3月31日まで。横浜市内の出入り口-湾岸環状8号線および空港中央出入り口区間で、終日、ETC車の通行料が割り引かれます。普通車は900円が700円、大型車は1800円が1400円となります。
★キーと一体型の飲酒運転防止システムを開発
飲酒運転を防ぐ新しいキーシステムが開発されました。タイガーインターナショナルジャパン(大阪市)の新種運転防止機能つきキーシステム「i−KEY」。
自動車のカギと一体型になった本体に、ドライバーが息を吹きかけることでアルコールを検知。呼気濃度が0.1ml以上の場合は、エンジンが始動できなくなるというもの。発売は12月を予定しています。